看護保健学科
カリキュラム
総単位数:128単位 (講義科目100単位、実習科目28単位)
1年次
- 基礎から固める学習プログラム
- 看護課程では、解剖生理学や疾病論で人間の身体の仕組みや各部位における疾患について理解し、共通基本技術や生活支援技術で看護技術の基本を学習します。
保健師課程では、公衆衛生看護の歴史や地域社会における保健師の役割などを学び、4年間の学習に向けた基礎を固めます。
- 地域と連携した学習環境
- 保健課程では地域と連携しながら学習を進めます。公衆衛生看護学概論Ⅱでは、高齢者に対して介護予防や健康の保持増進を目的として実施されている地域のイベントに参加しながら、地域社会での健康問題について学習します。
- 基礎分野
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生命現象と科学
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法と暮らし
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人間の発達と適応
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生活科学
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人間と社会
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人間と教育
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芸術と癒し
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語学コミュニケーション(英語)
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初年次教育ナビ
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情報の活用と情報倫理
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- 専門基礎分野
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解剖生理学Ⅰ(循環器系、血液・免疫、呼吸器)
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解剖生理学Ⅱ(脳神経、運動器、感覚器)
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解剖生理学Ⅲ(消化器、腎・泌尿器、内分泌、生殖器)
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看護のための形態機能学Ⅰ
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看護のための形態機能学Ⅱ
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栄養と代謝
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感染症と生体防御
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病理学
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疾病の回復と薬理
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保健・医療・福祉と法規
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保健統計Ⅰ
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疫学Ⅰ
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- 専門分野
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看護学原論
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共通基本技術Ⅰ(技術論、安全・安薬・自立(律))
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共通基本技術Ⅱ(看護倫理、コミュニケーション)
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共通基本技術Ⅲ(バイタルサイン、フィジカルアセスメント)
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生活支援技術Ⅰ(環境調整、活動・休息)
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生活支援技術Ⅱ(食・排泄)
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生活支援技術Ⅲ(清潔)
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診断治療に伴う技術Ⅰ(無菌操作、酸素・吸引)
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地域・在宅看護概論
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健康回復支援総論
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公衆衛生看護学概論Ⅰ
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公衆衛生看護学概論Ⅱ
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公衆衛生看護展開論Ⅰ
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老年看護学概論
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母性看護学概論
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精神看護学概論
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基礎看護学Ⅰ実習
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地域・在宅看護論Ⅰ実習
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2年次
- 基礎学習から専門分野へ
- “看護”の科目では1年次で学習したことをさらに発展させ、専門分野の科目 を中心に学習します。看護する対象者を小児、成人、老年などの領域に分類し、 領域ごとに特徴を理解し、問題解決の方法を学習します。 。
- 理論から学ぶ保健学習
- “保健”の科目では健康教育を行うための基礎となる理論を学習します。
- リアルな体験で実践能力を身につける
- 2年次には基礎Ⅱと小児Ⅰの2つの臨地実習を行い、これまでに学習してきた知識や技術を使って看護を実践する力を養います。学生ごとに受け持つ患者が違うため、患者に応じた看護ができるかどうかが問われます。
- 基礎分野
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自然現象と科学
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研究論文作成入門
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語学コミュニケーション(中国語)
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グローバル社会の理解
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- 専門基礎分野
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疾病論Ⅰ(循環器障害、運動器障害、呼吸器障害)
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疾病論Ⅱ(脳神経障害、内分泌障害、血液・免疫障害)
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疾病論Ⅲ(消化器障害、腎・泌尿器障害、生殖器障害)
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疾病論Ⅳ(感覚器障害、精神病理・ストレス)
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臨床検査
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治療論Ⅰ
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治療論Ⅱ
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社会福祉の現状と課題
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公衆衛生学
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医療と倫理
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家族支援総論
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保健医療福祉行政論Ⅰ
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保健統計Ⅱ
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- 専門分野
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共通基本技術Ⅳ(アセスメントの枠組み、看護診断過程)
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共通基本技術Ⅴ(問題解決過程、SOAP)
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治療診断に伴う技術(薬物療法と看護、各種与薬法、検査)
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地域・在宅看護活動論Ⅰ
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公衆衛生看護技術論
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公衆衛生看護展開論Ⅱ
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対象別保健活動論Ⅰ(成人保健・高齢者保健)
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成人看護学概論
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成人看護学方法論Ⅰ(クリティカルケアと看護)
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成人看護学方法論Ⅲ(リハビリテーションと看護)
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老年看護学方法論Ⅰ
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老年看護学方法論Ⅱ
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小児看護学概論
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小児看護学方法論Ⅰ
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小児看護学方法論Ⅱ
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母性看護学方法論Ⅰ
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精神看護学方法論Ⅰ
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基礎看護学Ⅱ実習
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小児看護学Ⅰ実習
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3年次
- 本格的な臨地実習がスタート
- 3年次になると“看護”の臨地実習が本格的に始まります。夏休みが明けると 病院での実習を中心に領域別の臨地実習が続きます。
- 仲間や患者との関りから学ぶ
- 臨地実習は少人数のグループ(5~6名)で行います。仲間同士で助け合い、 励まし合いながら大きな学びと成長を得ます。そして何より受け持つ患者さん たちとの関わりがとても貴重な体験となります。
- 地域の方々を通じて実践能力を身につける
- “保健”ではこれまでの基礎的な理論から実践的な理論へと移り、科目によっ ては演習が中心となります。健康教育論Ⅱではこれまでの学習の成果を活用し て児童館やデイサービス(通所介護施設)などで地域の方々に健康教育を行い、 実践能力を身につけます。
- 基礎分野
- 専門基礎分野
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臨床心理学
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保健医療福祉行政論Ⅱ
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疫学Ⅱ
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- 専門分野
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地域・在宅看護活動論Ⅱ
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死と看護
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災害看護と救命救急
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公衆衛生看護展開論Ⅲ
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対象別保健活動論Ⅱ(母子(親子)保健)
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対象別保健活動論Ⅲ(障がい者(児)・精神・難病保健、感染症対策)
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対象別保健活動論Ⅳ(学校保健・産業保健)
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成人看護学方法論Ⅱ(周手術期と看護)
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成人看護学方法論Ⅳ(セルフマネジメントと看護)
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小児看護学方法論Ⅲ
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母性看護学方法論Ⅱ
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精神看護学方法論Ⅱ
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看護研究Ⅰ
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地域・在宅看護論Ⅱ実習*
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老年看護学実習
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健康回復支援看護実習*
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周手術期看護実習*
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小児看護学Ⅱ実習*
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母性看護学実習*
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精神看護学実習*
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4年次
- 公衆衛生看護学実習で保健師の役割を体験
- 保健センターで地域住民の命と暮らしを守る行政保健師の活動を体験します。また、働く人々の健康問題に取り組む産業保健師の役割を理解するため、株式会社堀場製作所や学校法人立命館などで実習を行います。
- チームの一員としてチーム医療を学ぶ
- 臨地実習の集大成として、実際にチームの一員として病院で実習を行い、実践力の強化や現場での対応力・判断力を確認します。
- 国家試験対策
- 国家試験は2月に看護師・保健師それぞれの試験が実施されます。すべてのカ リキュラムが終われば国家試験に全力投球!全員合格目指して最後の頑張りで す。
- 基礎分野
- 専門基礎分野
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保健医療福祉行政論Ⅲ
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- 専門分野
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看護倫理
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多職種連携支援論
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地域づくり論
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公衆衛生看護管理論
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母性看護学方法論Ⅲ
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看護管理
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看護研究Ⅱ
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国際看護
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地域・在宅看護論Ⅱ実習*
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健康回復支援看護実習*
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周手術期看護実習*
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小児看護学Ⅱ実習*
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母性看護学実習*
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精神看護学実習*
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統合実習
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公衆衛生看護学Ⅰ実習
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公衆衛生看護学Ⅱ実習
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公衆衛生看護学Ⅲ実習
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学科の特徴
取得できる資格
- 看護師国家試験受験資格
- 保健師国家試験受験資格
- 第1種衛生管理者免許(保健師免許取得後、要申請)
- 高度専門士
- 大学院入学資格(高度専門士の授与による)
学びのポイント
- 看護師と保健師の2つの教育課程を学習します。
- 看護保健学科で学習する「統合カリキュラム」は看護師教育課程に保健師教育課程を取り入れたカリキュラムです。2つの教育課程を別々に学習するのではなく、1年次から同時に学習を進めていくことで効果的に学び、理解を深めることができます。
- 複数の資格取得で活躍の場が広がります。
- 「統合カリキュラム」を学習すると、卒業者には看護師と保健師の2つの国家試験の受験資格が与えられます。保健師国家資格が取得できればさらに第1種衛生管理者免許が取得(要申請)できます。 また、保健師資格を持ち、通信大学等で4科目8単位※1を追加履修※2すると養護教諭2種免許の取得も可能です。
※1…「日本国憲法」、「体育」、「外国語コミュニケーション」、「情報機器の操作」
※2…保健師資格取得前に履修している場合でも認められます。
- 地域社会が学習のフィールドです。
- 「統合カリキュラム」では学校と病院だけでなく、地域の人々と交流しながら生命と生活を護る知識や技術を学習します。例えば、地域の児童館や通所介護施設(デイサービス)などで保健指導を体験することで、公衆衛生看護学の実際を学びます。
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